FXのスワップとは? 売買をしなくても稼ぐことができる?

FXは、購入した外貨のレート変動で売買益を出すだけでなく、スワップで稼ぐという方法もあります。

ここではそのスワップについて、及びそれによって稼ぐ方法について、詳しく説明していきます。

■スワップとは?

FXで使う「スワップ」とは、購入した外貨に設定されている「金利」のことです。

FXで取扱いのある通貨には、それぞれそのFX業者が独自に設定している金利があり、日本円からそれを購入することで、差し引きの金利が得られるシステムになっています。

日本円のこの金利は、-0.1%(金利は全て年率です)のマイナス金利となっている為、オーストラリアドルの金利が5%となっているとすると、それを日本円で購入すると差し引き5.1%が得られる「スワップポイント」になるという具合です。

◇日割りで計算されます

スワップが得られるポジションを所持していると、毎日日割りでスワップポイントを得ることができます。

このような収益を“インカムゲイン”と呼んでいます

これに対して、売買益のことは“キャピタルゲイン”と呼んでおり、スワップ狙いは「インカムゲイン狙い」とも表現されます。

例として、金利が差し引き4%になる外貨のポジションを日本円換算のレートで200万円分所持しているとします。

この場合、レートが1年間変わらないとすると、年間で合計して8万円のスワップポイントを得られます。

それが日割りになるので、このポジションを所持している限り、毎日約220円ずつ口座にインカムゲインがあります。

■金利のいい外貨は

スワップで稼ぐには、まず金利のいい外貨を選ばないといけません。

利用するFX業者によって多少上下しますが、FXで取扱いのある通貨には5%を超える金利をつけているものも少なくなく、そのような通貨を大きく購入するほどスワップポイントに期待できるというものです。

ですが、金利のいい通貨はレート変動が激しいことが多いという特徴があります。

何故かと言えば、金利の高い通貨は新興国のもののことが多く、国際的な価値が安定していないものがほとんどだからです。

◇お金を貸すことになります

平たく解釈すると、FXでどこかの外貨を購入するということは、その発行元になる国にお金を貸すことになります。

それによって金利が得られるシステムとなっており、新興国は少しでも外貨を集めたいので高い金利設定となっているのです。

◇安定している外貨では期待できません

ドルやユーロといった誰でも知っている外貨は、国際的に安定感があるのは言うまでもなく、ドルはほとんどのFX業者で0%金利、ユーロでも0.25%程度の金利にしかなりません。

スワップで稼ごうと思った時にはこれらの外貨は向いておらず、ある程度のスワップを得る為には、レバレッジも含めた大きな金額を購入することになります。

つまり、スワップ狙いをするとなると、あまり国際的に有名ではない外貨に高額を投入する一種の度胸が必要になると言えるでしょう。

■レート変動に注意してください

いくら金利が高い外貨でも、そのレート自体が下がってしまうとスワップで稼ぐどころでは無くなってしまいます。

例えば、金利が差し引き4%になる外貨のポジションを日本円換算で200万円ほど持っていて、その時点でのレートが80円だとします。

この状態だと毎日約220円のスワップポイントが得られますが、レート自体が78円に下落すると、2.5%の値下がりなので、日本円換算の価値が5万円も下がってしまいます。

これではスワップで稼ぐどころか、大幅なマイナスです。

また、レートが基準になるスワップポイントも目減りすることになってしまうので、スワップ狙いで外貨の購入する場合には、日々のレート変動に十分に注意しておく必要があります。

◇長期的な運用になると考えてください

例で挙げたような、4%も5%も金利が得られるような外貨は基本的にレート変動が激しいので、一度ポジションを所持した後はしばらくそのまま持っておく、といったことをすると危険です。

その為、スワップで本格的に稼いでいる人には金利はそれほどでもないものの、比較的安定している外貨を長く所持するという戦術をとっている人が多く、スワップ狙いは短期間で簡単に稼げるものではないいということは覚えておいてください。

一度ポジションさえ持ってしまえば後は勝手に毎日インカムゲインで儲けられるといった甘いものでもなく、時には思い切った損切りも必要になってきます。

まとめ

FXのスワップで稼ぐ為には、それなりに時間が必要です。

短期間で大きく稼げるようなものではなく、金利が0.52%程度の範囲で長くそのポジションを保持する戦術になると考えておいてください。

各通貨に設定されている金利は固定ではなく、変動します。

その確認はもちろん、日々のレート変動には常に注意を払っておかないといけないので、キャピタルゲイン狙いと同様に、きちんとした運用管理が必要になります。